ラメズにより難治性のてんかんの治療を検討する

ラメズとはラモトリギンを主成分とした抗てんかん薬および双極性障害に対して処方される気分安定剤です。ラメズの持つ効果は、ナトリウムチャネルを阻害することで、グルタミン酸などをはじめとする興奮性神経伝達物質の遊離を阻害し、タンパク質伝達が過剰に行われている事をストップします。活動が過剰になっている事で生じるてんかんの発作を抑える事で治療を行うという薬となっています。てんかんとは、主に失神などを中心とした大発作、突然笑い出したりするといった精神運動発作、精神疾患のような症状などを出現させる疾患で、脳の器質異常によって起こるとされています。ラメズをはじめ、様々な薬によってコントロールを行い症状が出ないようにする事が治療の基本といえます。なお気分障害に対しては作用機序が明確ではないものの効果があると考えられています。
そのようなてんかんの中には一部の薬剤でなければ治療が進まないケースもあります。それは小児てんかんの難治性のものです。小児てんかんの多くは良性で、大人になれば自然に治る、もしくは部分的な発作にとどまる事が少なくありません。しかし、難治性のものでは器質的な異常が明確になっている中で、脳の異常のため手術が不可能となっている疾患です。難治性と呼ばれる物は重篤な障害を引き起こす可能性がある物となっています。ちなみにラメズは、他の薬剤ではコントロール出来ない、レノックス・ガストー症候群と呼ばれる難治性小児てんかんに対して有効打となりますので、非常に重要な役割を担う薬と言えます。勿論、ラメズも万能薬ではなくSJS症候群と呼ばれる重篤な皮膚障害を引き起こす可能性があるなど、コントロールが難しい薬ですので、医師の診断のもと、適切な服薬管理を行うように徹底する事が重要となるでしょう。